新年度突入!

こういう事態だから躊躇わず書いておこうと思う。
武漢やミラノよりニューヨークの惨劇の方が私は怖い。
もう人工呼吸器はなく、あとはアンビューバックを手で24時間軍人が交代で揉み続ける状態だと。


ニューヨーク市長は
「お金とか経済のことはこの際どうでもいい、ただ一人でも多く生き残ること」
と言っているみたいだ。
もうまるでサバイバルだ。


あの経済大国、医療最高峰のアメリカですら、こんな感じになってしまう。
医療システムも国民性も文化も全然違うから、全く同じになるかと言われたら、 そうならないと信じたい。
いくらニューヨーク在住の人が、

「今の東京は2週間前のニューヨークに似ている」

と言ったとしても。

私が感じている今の日本の状況は、
医療従事者だって医療崩壊がもうすぐそこにきていると思っている人は意外と少ないんじゃないかと思う。一般市民とほぼ同じレベル。
東京の医療機関の人は少しは思っているかもしれないけど、少し地方になるとむしろ対岸の火事程度にしか感じていないと思う。
東京は大変だねって思っているかも。
さらに、数週間自粛したらコロナが収束するとすら思っている医療従事者も多いのではないかとも思う。

2週間後東京がニューヨークのようになって、
医療崩壊が起きると、ほぼ間違いなく人が地方へ流れ出す。
避難を始めるのだ。
実家から帰って来いって呼び戻される人もいるかも。
でも、それが始まると日本のあちらこちらで、オーバーシュートして医療崩壊が起きる。
それが、どこに飛ぶかはもうわからない。
地方の医療は、東京のレベルからどれほど下がっているか。
医療資源も東京がクラッシュしたらほぼ届かなくなるだろう。

地方ほど医療崩壊が容易に起きて、
致死率が一気に跳ね上がる。
人工呼吸器を誰に使うかの選択も、
誰を外して、誰に付け替えるかなど、
日常では経験しないことが
日常のようにやることになるだろう。
ちょっと想像しただけでもゾッとする。

今は、クラスター班という専門家集団が、
感染者からその経緯などを洗い出し、
感染経路や感染場所を特定し、
濃厚接触者や感染リスクのある人をピックアップしてくれている。しかし、今日の専門家会議後の会見では、それがマンパワー的に限界を迎えているみたいだ。
コロナ騒動が起きてから、かなりの限られた人数でずっと働いている状態だと。
ということは、これ以上感染者が増えた場合、感染経路の洗い出しなどできなくなる。もしくは追いつかなくなる。
そうすると、感染リスクのある人をピックアップする作業ができなくなるので、

どんどんどんどん感染が広がっていく。

瀬戸際で保っていられているのは、
クラスター班の影の努力が大きんだと思う。
がんばれ!クラスター班!
その献身的な努力に感謝しかない。


一方、先々週の週末の3連休で一度自粛ムードが緩み
人々が動き出したその結果が、
今週末からの感染者数として現れてくるはずだ。
爆発的に増えないことを祈る。
もし爆発的に増え出したら、
きっと緊急事態宣言を出しても、
手遅れになると思う。
医療崩壊は避けられない。

でもやっぱり、これを書くのは
「2〜4週間前は心配しすぎたねぇ〜」
「やっぱり日本は国民性が違うからねぇ〜」
「日本って本当に平和だよね〜」
って言いたいからだ。

無駄に不安を煽ることもしたくないし、
正義の剣を振り回し、誰が悪い、誰が無能だとわめき散らすのも違うと思う。
決してそんな奴になりさがりたくない。

ただリスクに備え、着々と自分にできる行動する。
準備することだ。
毎日コロナについて書き続けるのは、
できるだけ正しい情報を、わかりやすく伝えるため。
自分たちにできることの最善を尽くす。

皆さんも外出を自粛したり、
手洗いうがいを徹底したり、
影の努力を続けてくれているはずだ。

その努力をぜひ続けて行って欲しい。
そういう努力がチームジャパンとして、
コロナと戦う力になるのだから。

私も、医療の最前線から
できるだけわかりやすく現場や状況などを
伝えていこうと思う。
いろいろな説があるから、
私の書いていることが必ず正しいとは言わない。
でも、私なりに複数のデータなどを
いろいろな角度から吟味して伝えていく。
時には、間違っていたと思ったらすぐに訂正もする。


大きな声を上げて何もしない奴ではなく、
声を上げなくとも、しっかり行動できる輩でいたい。


きっと日本は世界の見本となれる!

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新年度突入!” に対して1件のコメントがあります。

  1. 山内忠義 より:

    生の声をありがとう
    医療現場は大変だよね。

    一人一人がもっと真剣に考えて、
    単純に「医者に行けば大丈夫」なんて考えは捨てないといけない。

    1. takato.decemberboy@gmail.com より:

      山内さんコメントありがとうございます!
      医療崩壊は、みんなさんの協力がなければ防げません。
      そして、もしそうなった場合、人工呼吸器をつけるか、他人に譲るかも考えておいて欲しいです。

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