PCR検査

ちらほら実際に感染した人や、PCR検査を受けた人、
もしくはして欲しいのにしてくれなかった人などの声が聞かれるようになりました。

さらにかの有名な山中教授が
「もっと日本は検査をやるべきだ。日本だけ感染者数が少ないのはおかしい」と言い出したから、
検査数が少ないことに疑問を持たれたかたも多いだろう・・・。

はっきりいうと、
これ以上検査数を増やせないのが、今の日本の現状!

その中で最大限の効果を上げる方法でやっている。
文句を言うのは簡単だか、金も設備も人も必要なことを今更急に増やせと言っても無理なことなんです。

本来なら、誰かが テレビ等でわかりやすい説明をすべきなんだけど、
もしかしたら、してる人もいるのかもしれないけど・・・
私の目に入るのは、無知なコメンテーターがただただ世間一般の人に同調するだけで、自分で調べもせず、考えもせず、世間の代表です的な立場で大声で文句を言うぐらいなので。

ここで簡単に説明しておきます。

PCR検査は、基本的には数時間ぐらいかかる検査です。
コロナウイルスに対する、正確性についてはいろいろな意見がありますが、日本は70%ぐらいではないかと言われています。
難しい話はあえてしませんが、正確性が100%でない検査のため(世の中のほとんどの検査はそうですが)、

PCR検査した場合に感染していないのに感染していると判定される人(偽陽性)、感染しているのに感染していないと判定される人(偽陰性)が必ずでます。

そして、PCR検査は今体内にウイルスがいるかの判定なのです!
検査後感染した場合は、またその時点で検査をやる必要があります。
血液で簡単に行える抗体検査は、ウイルスに過去に感染したことがあるかどうかの判定です!
1週間前に感染したか1年前に感染したかはわかりません。
他人に感染させる可能性があるのか、もうないのかはわかりません。
この2つの検査は明確に分けて考えないと意味がないです。


PCR検査の検査体制が今の日本の現状だとこれが限界です。
韓国がなぜあんなにできるのか・・・
それは、2002年にSARSが世界中で流行ったの記憶にある方もいると思いますが、 それ以降、韓国ではMERS(中東呼吸器症候群)など感染症で災難に遭っています。
そのため、感染症ということに、比重をおいた国家戦略があったためと思います。
日本が地震や津波対策が他の国より優れているのと同じ感覚です。

そういう検査体制を取れるように、国家戦略があったのです。
だから今、日本政府を非難できる人は、このコロナ騒動の前から感染症に対してPCR検査を強化したほうがいいと言っていた方のみです。
そうすると・・・日本政府を避難することなんて多くの人ができないはずです。
もちろんこれを契機に強化するかどうかは、国家戦略になります。 現状うまくいっているので強化しないかもしれません。

なぜうまくいっていると言えるのか?

健康診断と違い、
こういう検査はして欲しい人にするものではなく、必要な人にするものです。

必要な人とは実際誰なのか?


厄介なのは、コロナウイルスに対しての治療薬がまだないことです。
治療薬がないので、実際は対処療法しかありません。
対処療法というのは、
呼吸ができなくなった→人工呼吸器装着
熱が出た→解熱剤投与
のように、出てきた症状に対して対応するというものです。
なので、コロナウイルスとわかったからと言って、治療にはさほど影響しません。
きっとそれまでやってきた現行の治療を維持するか、試験的に試している薬を使うか検討が始まるぐらいです。
(感染管理が強化されたり、その他の疾患の除外項目としては必要ですので検査が必要ないと言っているわけではない)

だから、コロナ感染症を強く疑う患者は検査が必要です。
強く疑うというところがミソです!
熱が出た、嗅覚がおかしいというだけで、全例に検査していたら、 本当に必要な人の検査ができなくなります。
「たらい回しにされた」、「すぐに検査してもらえない」というのはそのためです。

もしあなたがコロナ感染を疑うのであれば、すぐに人との接触を避けること。
そして、最寄りのコロナ感染についての問い合わせ先に連絡することです。
多分、4日以上の発熱、肺炎を疑わせる症状(厳しいところだとCTやレントゲンが必要かも)ぐらいは検査する上での最低条件になるのではないかと思います。
この条件は、その地域での1日にできる検査数と直近の発生状況などにより、かなり変動していると思います。
東京都とかは感染者数が増えているので、条件が相当厳しいのではないかと推測されます。
これからは重症者を中心に行うようになって、もっと厳しくなるかもしれません。

一番やってはいけないことは!

絶対に勝手に病院に駆け込まないこと
軽症なのに、救急車を呼ばないこと
直接病院の外来に行ってもしあなたがコロナ感染しているとしたら、その病院の外来やその病院の機能自体を閉鎖に追い込む可能性があるからです。

また、検査をするもう一つの目的は、クラスター発生を知らせる患者です。
コロナの電話相談では、症状だけでなく、どのような生活状況だったかも聞かれるはずです。
その際、同様の場所で同じような症状の方が多く相談した場合、多分検査の対象になってくると思います。
クラスター感染がわかると、その場にいた高感染リスク患者の洗い出しと、監視を行わなければならないからです。

最初の山中教授の言葉に戻ります。
「もっと日本は検査をやるべきだ。日本だけ感染者数が少ないのはおかしい」


「もっと日本は検査をやるべきだ。」→やれるならやってます

「日本の患者数は少ないのはおかしい」→合ってもいますし、間違ってもいます。

全国民に検査を今同時にやったら、日本の患者数は多分もっと多いです。
そういう点ではおかしいということはあっているとおもいます。
でも、仮にそれをやったからなんなのか?
患者数が多くカウントされたらなんなのか?
どう変わるのか?
諸外国に誇れるのか?
同じだねぇ〜って言えるのか?

はっきり言って、現時点で感染者数の数を増やすことで得られることはほとんどない。
数を正確に知ることもほとんど意味ない。

今コロナ対策で必要なのは、 医療崩壊を起こさずに、重症患者に日本の最高峰の医療を受けられる状態に保つことです。

そのために、感染コントロールが必要であり、そのために検査するのです。(クラスターを見つける意義)
重症肺炎の原因を特定するために検査するのです。
医療従事者をコロナウイルスから守るために検査するのです。

決して、あなたがコロナかどうかわかって安心するために、検査するのではないです。

ここは憶測ですが・・・
今後感染爆発になった場合、重症患者にしか検査ができなくなるかと思います。
俗に言われている、軽症患者で病院ではない施設または自宅で管理される人については、検査することなく、コロナ感染症として扱われ、隔離されるのではないかと思ってます。

なぜ今のところ日本はうまく言っているといえるのか・・・?

それは、重症患者数と死亡数が、諸外国と比べてかなり抑えられているからです。
問題は感染者数の数ではなく、重症患者と死亡者数の数です。
感染者数が急増するとその中で、重症患者が必然的に増える。
そうなると、医療崩壊が起きて、平常時なら救える重症患者も亡くなってしまうという状況になり、 一気に死亡者数が増える。
どの国もこのような状況になり、死者数が増えます。
もちろん元々医療水準が低い国は、重症患者が扱えずに死にます。 感染者数の割に死者が多い国なのどは、そんな感じです。

ですから、今日本でも隠れコロナ感染者という人が多くいると思います。
いつのまにかかっていて、症状もなく、他人に感染させている人。
私だってそうかもしれません。
そういう人は必ずいます。
そういう人がある一定数いるということが、わかっていて
現在の対応でコントロールができているから、うまく行っていると考えています。

コロナの収束には、じわじわ広がるというのは、想定内であり、理想の形なのです。
そのことについては【こちらに書いてます!


では、韓国のように全国民にやるとなるどうなるか?
その時点での感染者数が分かります(およその数)
そして、最初の方でどんな検査も100%じゃないと説明した通り、数%〜十数%の人が、
偽陽性となり、感染していないの感染していると判定され、感染者ともに隔離されるか、自宅で隔離となります。
さらに、数%の人が、偽陰性となり、感染しているのに感染してないと判定され、 大腕を振って街を歩けるのです。

2週間後、
偽陽性の方で、感染症施設等で隔離されている人の多くは、本当に感染しているかもしれません。
偽陰性の方は、知らず知らずのうちに周りに感染させているでしょう。
そうなると、感染している人がまた増加しているので、また検査をするとしましょう。
そしたら、また一定の割合で偽陽性と偽陰性が出るので・・・・

お分かりですか?
検査の性質上、全国民に検査すればいいというわけじゃないということを。
感染者の数を正確に把握することは、現時点での感染症対策にはなんの効果もない。
検査する人を疲弊させるだけです。
すでにある都道府県では、ギリギリの状態になっているのではないかと予想されます。

恐怖や不安は伝染します。
この先が見えない状況で、

よくわからない感染症であることも事実です。
だからこそ、

今わかっていることを正しく知ることも
大切だと思います。
そして、我々にできることを確実にやるということです。

デマや誰が出したかわからない情報に
踊らされてはいけません。

国や政府に頼ってはいけません。
例え強制的に外出禁止になったとしても、
かならず出歩く人はいます。
だからこそ、今

自分にできることをしましょう。
だからこそ今、

他人のためにできることをしましょう。

今こそ、信じる力が必要です

ぜひ厚生労働省や各自治体の正確なデータを参照してください。

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